
実家から帰る途中,九段下あたりでいつも気付いたら泣いてるけど今日も泣いてまたかよ〜となる。
なんで涙が出てくるのか。
思い出を大事にできなかったのが悔しいからかな。
物には記憶が宿る。
思い出と生きていきたかった。
過去にとらわれるのはよくないって誰が決めたの?
過去は自分の歴史。過去や思い出を大切にすることは自分を大切にすることにもつながるんじゃないかな。
生きてきた証,一緒に暮らした証が目に見える形で欲しいと思う気持ちはエゴなの?
今日,実家に帰ったらまず実家に一時保管してた過去のものをかき集めていた。リュックにパンパンにつめた。何かを取り戻すかのように。
無駄かもしれない。
でも今の自分には必要なことなの。
うまくやれなかった自分も許せる時がくるのか。もう許してるけど。オールオッケーって…そんな心広く強くなれる?
思い出は宝物だよ。
だからそれにまつわる物も宝物。
昔のものを何でも手放さない母の気持ち,今ならよくわかる。
実家は大切なものも忘れているような大切じゃないものもごみも全部一緒になっちゃってるけど…。でも帰るたびに一箇所片付いている。
母はえらい。がんばってる。25年分のものを整理するのはかなりエネルギーがいること。
過去にとらわれすぎると前に進めなくなるとか,これから飛躍しないとか…足を引っ張られるとか…
わかる。なんとなくだけどわかる。
私は自分の気持ちを無視して勢いで全部すてた。わからないうちに。考えないようにして。
それは私にとっては正解じゃなかったみたい。
見て見ぬ振りはできない。
過去のものを集めたって過去には戻れないのはわかってる。
やり直したいわけじゃないの。
ただ,何もなくなってぽっかり穴が空いててさみしくなっちゃっただけ。
傷と共存できて強くなりたい。少しづつでいいから。
上っ面じゃない深い優しさとか愛情って,こういうどうしようもない虚無感を経験してそこから這い上がってきた人に宿る気がしてるから
マイナス,ではない。
すぐに決めつけない。すぐに忘れない。ゆっくりと時間をかけて力に。